2010/10/17

募金箱設置チャレンジ

HPをご覧の方はご存知の通り、まいこもインドから日本へ一時帰国した9月、
全国の沢山の方に手伝ってもらい、オンザロードで募金箱設置チャレンジを行いました。

募金箱の収益から、これからの支援を更なるものとし、学校への支援の拡張、また学校自体の拡大、オンザロードの発展を目差します。

名古屋から始まり、京都、大阪、福岡、東京、札幌で、全国で計1000個の設置を目標とするチャレンジ。

高橋 歩のトークライブの次の日に、オンザロードのボランティア日を設け、ボランティア約30名に集まってもらい、飛び込み営業。
各都市150個~200個で全国で計1000個。

私、そしてオンザロードにとっても初めてのチャレンジ。
不安が入り混じりながらも、期待に胸を膨らませていました。

---------------------------------------------------------------

全国各地で集まってくれた有志たち。

朝10時、歩さんや私で、今回の募金箱設置についてや、インドのこと、ジャマイカのことの説明をする。

希望に満ち溢れて、キラキラした目でボランティアの皆はペアごとに町へ飛び出す!

そして、夜7時に打ち上げ会場の焼肉やで、再会となる。

(ぶっちゃけ)
「一人5個×30人、一日150個!余裕でしょ~!」
「募金箱くらい皆置いてくれるでしょ~!」

なぁんて思っていた。

しかもやる気満々の皆を見ていると、
やっぱり自信は固い。笑

今回の舞台はインドでなく、日本。
皆に楽しんでもらうこと、やって良かったといってもらえる場所を創れるように、私も気合入れて、この時、この日々をしっかり頑張ろう!
そう思っていた。


しかーし!

現実は、甘かった・・・。

夜7時に会って、結果発表の時間。
ペアごとの発表は、個性溢れるものとなった。

もちろん一日を、淡々とこなしながら要領よく置き、10件、20件設置してもらった人も、中にはいた。

でもやはり、大多数を占めたのは・・・

「100件回って2個でしたー!」

「断られ続けて泣いちゃった~!そして結果4件です。」

「すみません!!!0件でした!!!!」

なんて意見で、泣きながら、笑いながら、照れながら、くやしながらに顔を真っ赤にしながら、それぞれ発表してくれた。

それはもちろん結構な苦戦を強いられた一日を物語っていた。


よくよく皆の話を聞いてみると・・・

ボランティアで参加してくれた人の中には、実は人と喋るのが苦手な人、ボランティアとかしたことない人、
店がひしめき合っている京都の四条や大阪の梅田みなみを足が棒になるくらいまで歩き続けてくれた人、
そんな沢山の人たちの、非日常的な努力があった。


商店街、インド料理や英会話教室、ホテルに病院。
色んな場所にあたった。

様々な話術を用意し、作戦を練って臨み、四苦八苦頑張り尽くした。

でもたった2件、3件・・・0件、なんて結果で終わってしまったボランティアの子たち。

さぞかし肉体的にも精神的にも疲れたことだろう。

でもなんでだろう・・・?

焼肉やで会った時、皆すごく良い顔をしていた。



それは結果じゃなかった。


大変な中にも、小さな幸せが沢山あったって言っていた。

断られ続ける中でも、真剣に話を聞いてくれる人がいたって言っていた。

くたくたでくじけそうな頃、最後に一件取れた時は涙が出るほどの喜びがあったって言ってくれた。

何より、今日初めて会った人たちも多かったけど、一緒に回ったペアのパートナーが最高だったって言っていた。


焼肉やで会った9時間後のそんな皆、
夜7時のビールで乾杯する頃には、朝とは違うキラキラが取り巻き、一回りも二回りも大きく見えた。


あれ?
こんなはずだったっけ??

私の憶測と自信はいとも簡単に砕かれ、これは予想外の展開だった。


幸せなことに、結構私の周りには、インドのマザーベイビースクールのこと、オンザロードのこと、海外、ボランティア、
そしてもちろん私のことを理解してくれる人が多く、
今まで、これほどまでに世間は冷たいなんて、思っていなかった。

でも、このチャレンジで、お店を回ってみて・・・

扉を開けた瞬間に断られたこと、詐欺だと思われたこと、散々説明したあげく理解してくれなかったこと、汗と焦りだけが増し、不安と悔しさでいっぱいになった。


それでもくじけず、立ち向かってくれた全国の沢山のボランティアの皆。

そしてそれに協力してくださった全国のお店の方々。


募金箱設置チャレンジイベントをする前の私の気持ちとは、全く違う印象、結果、幸せがそこにあった。


結果がどうあれ、私にとってはそんな日々を、
頑張ってくれた沢山のボランティアの方々と一緒にいることが出来たこと、
そしてこのチャレンジで、色んな人たちに出会えたことが、

本当に嬉しくって、
涙が出るほど切なくって、

そしてそんな彼らを見ていると、最初に安易に考えていた小さな自分が情けなくなった。

いつももちろんインドのマザーベビースクールのことで頭がいっぱいなんだけど、
沢山の方々が、こうして手伝ってくれ、応援してくれるということ。
そしてその彼らへの感謝は、インドにいようがどこにいようが、絶対に忘れてはいけないことだと身をもって痛感させられた。


当たり前のことだけど、それを、私のこの目と心に、焼き付けたんだ。


そんな全国募金箱設置の私たちの旅は、留まることはない。

きっと第二弾、三弾と続くことでしょう、いや、続かせます!!

そしてそれはきっと、近い将来、インドや世界の子どもたちの夢や希望として、私たちが届けます!!!


・・・ということで、いつでもオンザロードでは、募金箱を置いてくださる方を募集しています。

皆さんのご協力をお待ちしています!
申し込みはこちらからお願い致します。
募金箱お申し込み

0 件のコメント:

コメントを投稿